このページは 2006年 12月 11日 21時53分52秒 に更新されました。

カンタンとは?

北スマトラのラブハン・バトゥ県にドゥルハカ川という小さな川がありました。何世紀も昔、その川から遠くないところに、おんぼろの小さな小屋がありました。その小屋には、一人の青年とその年老いた母親が住んでいました。その青年は名前をカンタンといいました。彼の父親はだいぶ前に亡くなりました。また、カンタンには兄弟もいませんでした。カンタンと彼の年老いた母親は、森で薪を拾ってきてそれを売るぐらいしか収入がなかったので、とても貧しい暮らしをしていました。
ある日、カンタンはマラカへ向けて、荷舟でバルムン川を海の方へ下っていました。宝石がちりばめられた金の杖をマラカへ売りにいくためでした。その美しい金の杖は、カンタンの母親の夢に出てきた教えに従ってカンタンが森で見つけたものでした。
マラカに着くと、カンタンはあちこち歩き回って、その金の杖を売ろうとしましたが、その杖があまりに特別なものだったので、その杖を買えるような人は誰もいませんでした。ついに、その特別な金の杖の噂は王宮にまで伝わりました。そして、王は指揮官にカンタンを探して王宮へ連れてくるよう命令しました。その金の杖のおかげで、カンタンは王に宮廷の一員として登用されました。そして、まもなく、カンタンは王の娘と結婚させられました。
家庭をもって、宮廷できらびやかな暮らしをはじめて数年後、カンタンの妻はカンタンの生まれ故郷を見に行こうといいました。

[引用サイト] カンタン


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