このページは 2006年 12月 09日 19時58分40秒 に更新されました。

涼介とは?

キスだけでもう心を飛ばしてしまったかように拓海は陶然とした表情を浮かべている。
少し開いた口元が、あどけなくもあり、誘われているようでもあった。
くたりと体の力を抜いてしまった拓海をじーっと観賞している涼介に気づいて、拓海はゆっくりと目を開いた。
ほんのりとイイ色に染まっている目元と頬が、たまらなく愛らしい。
クスッと微苦笑を浮かべながら涼介はそんなことを思っていたのだが、拓海には苦笑の意味が分からない。
動きを止めてしまっている涼介を不思議に思って拓海は小さく呼びかけた。
途端に、まるで誘っているかのように、どこか甘くなってしまっている自分の声に気づいたのだろう。ぼっと頬を染めて恥ずかしそうに顔を反らす。
拓海のそんな仕草に今度は嬉しそうに微笑して、涼介は一生懸命反らしたせいですっかり丸見えになっている拓海の首筋をきつく吸って痕を残すと、その勢いのまま確かな愛撫で拓海を翻弄し始めた。
次々と与えられる愛撫に、拓海が根をあげ始めた頃、ガタッと隣の部屋から大きな音が聞こえた。隣部屋に居るのは啓介と史浩だ。他のメンバーは他階の部屋になっている。
ビクッっと、涼介の腕の中でたゆとうていた拓海の体が大げさなほどに震え、急に夢から覚めたような表情が浮かぶ。
向こうの部屋の音が聞こえると言うことは…つまり、こちらの音も筒抜けという事で・・・

[引用サイト] 涼介の意外な作戦


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